表皮と真皮の役割は?!肌の構造を知りましょう

化粧品の会社は様々な保湿成分を開発していますが、人間の皮膚はもともと綺麗な肌を保つ力をもっています。

企業を挙げて努力しても人工的な保湿成分は人間の肌が作る保湿力の足元にも及ばない力を持っています。

今回は、お肌の基本的な知識を身に着けていただくために「表皮」と「真皮」について詳しく解説していきます。

表皮について

表皮はわずか0.04ミリ〜0.07ミリの薄いラップぐらいの厚みです。
とても薄いのですが、中には表皮細胞が5〜10層重なっています。細胞は生きているのですが、細胞に栄養を与えるための毛細血管やリンパも通っていません。

表皮の中のバリア機能をもっているのは「角層」です

表皮をさらに詳しく見ていくと、角層と呼ばれるバリア機能を持った層があります。
バリア機能は外からの刺激から肌を守ったり、内からの水分の蒸発を防ぐ大きな役割を持っています。

角層の正体は「死んでしまった皮膚の集まり」です。

役目を終えた表皮細胞が表面に集まってバリア層を形成しているんです。

角層に含まれる細胞

角質細胞
細胞間脂質

角層は0.02ミリ程度の厚みしかありませんが、角質細胞と細胞間脂質が綺麗に折り重なって強固なガードを築いています。

レンガとモルタルにたとえられていて、レンガのように重なった角質細胞を、細胞間脂質がモルタル(糊)の役割を果たしてそれぞれをしっかり貼り合わせています。

細胞間脂質は保湿の重要な役割をもっている「セラミド」という美容で良く聞かれる成分でできています。

もっともっとよく見ていると細胞間脂質は油と水の層が幾重にも重なっていて保湿をより強固にする形をしています。

このレンガ+モルタルと、細胞間脂質の水と油の層の二重バリアで乾燥などから皮膚を保護してくれています。

真皮について

真皮は表皮の10倍ほどの厚みがあります。

弾力のあるコラーゲン線維と、コラーゲンを作っている線維芽細胞から作られています。

お肌のハリはこの真皮が元気なおかげです。

表皮とは違って血管やリンパ管が通っていて栄養を吸収したり老廃物を運んでくれる役割をもっています。

外から栄養を補給しても真皮には届きません

スキンケアでよく「浸透」という言葉が使われます。

年齢とともに皮膚に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸が少なくなっていくので、しっかり外から補給してあげましょうと世間では言われていますが、実は「外からの栄養補給はできません」

構造でもお伝えしましたが、表皮細胞には外からの刺激から肌を守るバリア機能があります。

バリア機能があるので、コラーゲンでできている真皮にはいくら外からコラーゲンを塗ってあげても絶対に届かないのです。

その証拠にどの化粧品の売り文句でも「浸透」という言葉が使われると「※角質層まで」と但し書きがされています。
(されていないと薬事法違反です!)

角質層はお肌表面の0.02ミリ程度です。お風呂にでも入れば十分水分が浸透するぐらいのことをさも、皮膚の奥まで染み込むかのような印象を与えているんですね。

意味がないだけならまだしも、実際は毛穴から肌に浸透して炎症を引き起こしてしまいます。

詳しくは「保湿クリームが肌を荒らすって知ってますか?化粧品の真実教えます」「化粧水が肌に悪いって知ってますか?意外と知らないお肌の常識」といった記事で詳しく説明しています。

お肌の新陳代謝の仕組み

表皮と真皮の間には基底層と言われる表皮細胞を作り出しているところがあります。

表皮細胞は約2周間ほどで角層にたどり着いて細胞としては一旦死んでしまいます。その後は先に説明した角層として新たな役割を担って大活躍するんです。

角質細胞も下から新しい角層が出てくると、一番表面の角質細胞は役目を終えて垢として剥がれていきます。

大体3~4日程度肌の表面でバリア層として活躍してから剥がれていきます。剥がれたことが基底層にシグナルとしてたどり着いて細胞がまた増えるというサイクルが起きています。

この一連の細胞の入れ替わりが正しい新陳代謝の動きです。ターンオーバーともよばれています。

スキンケアを過剰にしていると、まだ役目を終えていない角質細胞まで落としてしまうので、ターンオーバーの期間が短くなってしまいます。
その結果、ターンオーバーが乱れていると肌が薄くなっていってしまうことにもつながってしまうんです。

肌が薄くなると、バリア機能が上手く働かないので、ちょっとの刺激で肌が荒れてしまう敏感肌になったり、乾燥肌になってしまったりします。

また反対に過剰な保湿をしていると本当は剥がれるはずの角質細胞がいつまでも肌に残ったままなのに、どんどん角層の下から細胞が役目を終えて行きますので、表皮が角質だらけになってしまいガサガサになってしまいます。

肌の役割を理解すれば肌断食の良さがわかってくる!

スキンケアをすると肌に良いと思いがちですが、皮膚の働きを知っていればあまり良くはありません。

角質細胞を過剰に落として敏感肌になったり、角質細胞が過剰に溜まってしまってガサガサにつながってしまいます。

肌断食は単に肌を鍛えるのが目的ではなく、肌の仕組みを理解して肌に悪いことを避けていくとたどり着く一つのスキンケアの形です。

ただ、肌に良いことばかりを選ぶと最終的には常にすっぴんで、化粧も一切できない状態になってしまいます。
肌断食がお肌の健康にとって一番なのは間違いないですが、あまりに厳しい肌断食は続きませんし、失敗の原因でもあります。

当サイトでは、なるべく簡単に成功しやすい肌断食を推奨しています。

「夜だけ肌断食の具体的な方法!2つのステップで肌の力を取り戻しましょう」で詳しく説明していますが、肌にとって一番良くない夜のスキンケアはやめますが、化粧をしながらでも肌断食が成功するケア方法を取り入れながら肌断食を行うことをおすすめしています。

気になる方はぜひ他の記事も読んで、肌断食を成功させてお肌本来のチカラを取り戻しましょうね。